<第529号> 平成29.1.1 発行:刈谷医師会 責任者:会長 斎藤 敏明
表紙説明 酉年(津屋崎人形) 平成29年丁酉(ひのととり)平年。 西暦2017年。皇妃2677年。 明治150年。大正106年。昭和92年です。 (高島暦参考) 酉年に因んで表紙の写真の置物は津屋崎焼のチャボです。(高さ25cm巾24cm) この置物は40年にもなるでしょうか、九州の義兄から贈られたものです。一つ違いの義兄は私が言うのも憚られますが秀才肌にて熊本大学薬学部を卒業後、薬学のみにものたらず九州大学医学部に再入学し内科医となりました。入局後博多の北、今は福津市となりましたが津屋崎に赴任、逓信病院(現在は閉院)に4年程勤務。いきさつは不明ですが、この人形はその折に得たものと思われます。実弟(小生と大学同級)がいるにもかかわらず、なぜ小生に与えたのか、これも不明です。聞き糺すこともなく15年程前に早世してしまいました。 今ではこの置物は小生にとっては形見の宝物となりました。 土人形の津屋崎焼は博多人形の流れをくむものと言われていますが、製法はやや特異的で外側と中側を別々に象(かた)どりし、それを空気を抜きながら貼り合わせて一つの個体として完成させます。 土人形は概ね土の色を生かし乾いたところで彩色するを旨とします。 津屋崎人形は乾燥したところに、一度全体に白色を施し、再度乾いたところに新めて彩色を行う方法をとっています。そのため博多人形より色あざやかに出来上がって来ます。 木の台座の裏に製作者 原田活男 制作年月日 昭和49年9月30日作と明記されています。 作者の人物像を知りたくなり福津市役所の観光課にお尋ねしたところ、御本人は既に故人になられていて御子息が後を継がれている由でした。直接御子息にお尋ねをと言われましたが、それ以上の追求はと思い切りました。すぐに対応いただいたので、さぞかし名の通った作家であったと思われます。 色々お骨折りいただいた観光課の甲斐様、農業課の中村様に深謝申します。 |
(永田隆郎 記) |
第529号 も く じ | |
年頭所感 | |
地域医療構想と地域包括ケアシステム | 会長 斎藤敏明 |
刈谷眼科医会 | |
個人差に留意する外眼部の手術 | 国立病院機構、名古屋医療センター 眼科医長 久保田敏信先生 |
理事会メモ(第12回・第13回) | |
医師会だより | |
支部だより(刈谷・知立・高浜) | |
シリーズ | 刈谷豊田総合病院 |
消化器内科のご紹介 | 副院長 内科統括部長・消化器内科部長 浜島英司 |
新春随想 | |
米寿を記念して日本医師会より銀杯をいただく | 加藤壽作 |
2016年回顧 | 神谷ヨ彦 |
高齢者と自動車事故 | 額田 協 |
第5回 刈谷メジカルだより | 岩井 彰 |
優勝記 | 早川哲史 |
刈谷医師会従業員旅行〜南知多〜 | 湯口幹典 |
休日診療だより(11月) | 休日診療担当委員会 |
刈谷医師会職員互助会 | |
『歴史香る「飛騨金山筋骨巡り」と 観光列車「ながら」に乗る郡上八幡満喫の旅』 |
刈谷医師会職員互助会 会長 高須勝則 |
臨床検査センターだより | |
平成28年度中部医師会連合共同利用施設 連絡協議会に参加して |
集配業務課 主任 丹羽貴士 |
表紙説明 | |
酉年(津屋崎人形) | 永田隆郎 |
編集後記 | 酒井 充 |
医師会行事予定表 |