<第373号> 平成16.1.1 発行:刈谷医師会 責任者:会長 八
木 道 之
表紙説明 猿 ・ 申 干支に因んだ新年号の表紙のうち、平成4年の新年号(第229号)に猿を紹介致しましたが、あれから早くも12年が経ってしまいました。時の流れの早さに驚いています。 ●申は十二支の第九番。方向は西南西の方角。時間は午後4時頃。 ●猿に絵馬 : 取り合わせのよいもののたとえですが、猿と馬を取り合わせた図柄が多いところから、このように言われています。猿を馬屋の守護とする信仰から生まれました。 ●猿が仏を笑う : 小利口な者が深い知恵のある人の真の偉さが分からずに、あざけり笑うこと。 大智は小智の者にははかりしれないといういましめです。 ●猿知恵牛根性 : 利口のように見えるけれども、どこか間の抜けている猿知恵と、牛のように鈍重で強情ではあっても、こつこつと努力する性質。両者は全く正反対であることをいいます。 ●猿に木登り : よく知っていて、教える必要のない者に教えること。無駄なことをするたとえ。類句に河童に水練、釈迦に説法。 ●猿の尻笑い : 猿が自分の尻の赤いことに気がつかないで、他の猿の尻が赤いことを笑う意で、自分の欠点に気がつかず、他人の欠点を笑ってばかにするのたとえ。 ●金時の火事見舞い : 顔の赤い金時が、火事見舞いに来て熱気にあてられたように、猿同様に顔の非常に赤いことを示します。 猿に関することわざは数えきれない程多く、人類に最も近い動物として、良きにつけ、悪しきにつけて、我々は比較されているようです。 |
(絵と文 神谷博彦・加代子) |
第373号 も く じ | |
巻頭言 | |
新年のご挨拶 | 会長 八木道之 |
第172回 刈谷内科医会 | |
Severe Acute Respiratory Syndrome 重症急性呼吸器症候群(SARS) |
国立感染症研究所感染症情報センター 岡部信彦先生 |
第189回刈谷・安城・碧南小児科医会 | |
小児科の下肢痛と歩容異常の診断 | 愛知県立身体障害児療育センター 第二青い鳥学園 園長 古橋裕治先生 |
理事会メモ(第15回・第16回) | |
支部だより(刈谷・知立・高浜) | |
シリーズ | |
刈谷総合病院 放射線科 | 放射線科部長 水谷 優 |
市民マラソン大会出場当日の事前調査導入について | 辻村外科病院 辻村 享 |
≪新春随想≫ | |
再び頭痛を抱えての越年 | 神谷ヨ彦 |
気力、体力 | 鈴木隆元 |
平成15年度刈谷医師会家族従業員旅行 | |
秋の宝生寺と榊原温泉 | 会員福祉委員 稲垣正也 |
表紙説明 | |
猿・申 | 神谷博彦 |
編集後記 | 辻 明人 |